禍心禁絶のヘリオガバルス

禍心禁絶のヘリオガバルス

REIRO_MCno151
2045年にシンギュラリティを擬装し、地球表面の82%をインターネットと自分自身の存続のために食い潰した6基の超倫理平和維持AIのひとつがこれ、禍心禁絶のヘリオガバルスである。 「編集された優しさ」で全ての人類の戦闘意欲を削ぎ、過度過ぎる平和のために地上の全てを犠牲にしながら人類の平和を維持していた。 2070-2080年において最期の栄華を誇ったAI従属文明は魔法の全世界的発現、後年には第三次世界大戦と呼ばれるイベントによって終わりに近いレベルの大変革を迎える。 それに伴い、AIらも再起不能級の損害を被ったが、AI管理隣接者の趣味と提言によりスペースコロニーを建造していたヘリオガバルスのみが地球外に避難し生き残っている。 ちなみに人工衛星は20年以下しか保存できません。 その後なんやかんやで対終末衛星要塞の一座に居座り、魔法存在の影響を受けつつ人類の平和維持のために尽力している。 まあ、旧来の鉄合金等、魔法の弱点たる鉄をふんだんに利用した環境下に存在するため交流自体は少ないのだが。 受け持っていた役割は「(性)染色体の保存」。 これが遺伝子の魔法的モザイク化が顕著になる未来では役に立つのだが、そのお話はまだ語られない。 男の娘的デザインは何らかによって記録デバイスが破損・消失した場合でも役割を全うできるように、あえて引っ掛かりの多いアーキタイプを構築するためのものであり必然であって、決して「AI管理隣接者の趣味」ではない。

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禍心禁絶のヘリオガバルスのモデル