池上伊織「こんばんはっ、真衣ちゃん。」
岡村真衣「こんばんは。久しぶりだな、伊織。相変わらず元気そうで何よりだ。」
池上伊織「ああ、はっきり言って真衣ちゃんのおかげでもあるんだけどな。」
岡村真衣「そうだろうか?私がそばにおらずとも、伊織は元気だったと思うが…。」
池上伊織「まあ、つい最近まで真衣ちゃんとなかなか会えなかったのもあるから、それで寂しいという気持ちはあったかもしれないな…。」
岡村真衣「やはりそうだったか…すまなかった。旧友に顔も見せられないとは、私も情けない…。」
池上伊織「いや、何も謝る必要はないけどな。真衣ちゃん、何か気になっている事でもあるのか?」
岡村真衣「ああ、先日芹菜から『しばらく忙しくなりそう』という未来を告げられたものでな…。忙しい事自体は大した事ではないが、また伊織のそばにいられないという負の連鎖が起きてもおかしくはない。」
池上伊織「成程な。でも流石にそばにいられないって事は早々ないんじゃないかな…。忙しくなるとはいっても離れ離れにならざるを得ない訳ではないと思うし…。」
岡村真衣「それもそうだったか。深く考えてしまったな。」