山崎玲央「あっ…すみません芹菜さん。怖がらせてしまったでしょうか?」
影山芹菜「れ、玲央さん…こ、こんばんは…。」
山崎玲央「…あれ?芹菜さん、私の姿を見ても怖くないんですか?」
影山芹菜「は、はい…実は私、肝試しが結構好きなんです…。なので、全然平気…です…。」
山崎玲央「と言いつつ緊張していますよ。実は怖いのではないですか?」
影山芹菜「い、いえ…玲央さんの事は本当に怖くないんです…こ、怖いのは…玲央さんの…未来が見えてしまう事の方で…。あ、でも…玲央さんは…今後妹と仲が良くなる…という未来が待っているようですね…。」
山崎玲央「おや、それは嬉しい事ですね。芹菜さん、ありがとうございます。」
影山芹菜「いえいえ…礼には及びませんよ…。この力のせいで…普段は嫌われていますし…。」
山崎玲央「私もその気持ちは分かります。見えた未来によっては、本当に相手から嫌われてしまうかもしれません。ですが、それが常に生じるといった事はないはずですよ?先程見えた私の未来は良いものでしたし…。」
影山芹菜「そう…ですね…。玲央さん…お気遣いありがとうございます…。」