岡村真衣「結月、急に呼んでしまって申し訳ない。」
氷川結月「いえ、全然大丈夫ですけど…どうしたんですか？真衣さん。」
岡村真衣「先日、私の能力について新たな発見があったものでな。傷を治癒していない時でも、そばにいる者の心を落ち着かせる事が出来るらしい。」
氷川結月「成程…要するに、リラックス効果を与える事が出来るという事ですね。」
岡村真衣「その通りだ。しかし、私自身でも気になっている事がある。」
氷川結月「気になっている事…一体何でしょうか？」
岡村真衣「それは、本当に恩恵があるかどうか、私自身でもはっきりとしていない事だ。今も私のそばに結月がいる状況だが、結月の怒りの力が鎮まっていないのだからな。」
氷川結月「成程…それは恐らく、私が怒りの力を完全にコントロール出来るようになったからだと思いますね。以前雫さんにも話しましたが、今の私はこの力を誰かの為に扱いたいと思っているんです。例を挙げるなら、周りで誰かが怪物に襲われている時に、それに対する怒りによって力を解放して、その怒りを込めて怪物を退治し、襲われていた人を守り抜く、といった感じでしょうか。」
岡村真衣「つまり、結月の怒りは他の誰かの救いとなっているという事になるのか…？」
氷川結月「正解です、真衣さん。私の怒りは単なる感情という訳ではないという事です。」
岡村真衣「という事はまさか…？」
氷川結月「そうです。この姿のままでも、真衣さんの力で私の心は安らいでいますよ。」
岡村真衣「やはりそうか。これでちゃんと証明出来たな。感謝するぞ、結月。」
使用アプリ
VRoidモバイルコメント