岡村真衣「芹菜、どうしたんだ?また他の者に嫌われてしまったのか?」
影山芹菜「あっ、真衣さん…えっと…そういう事ではないのですが…。」
岡村真衣「そうか。だが、もし悩みがあるのなら、私が聞こう。」
影山芹菜「え…良いんですか…?そんな事したら…真衣さんの未来が見えてしまう事に…。」
岡村真衣「構わん。私も不機嫌な者を放ってはおけんものでな。私にはどのような未来が待っている?」
影山芹菜「うーん…真衣さんの場合は…特に大きなトラブルはないですが…今までよりも忙しくなりそうだと…そんな未来が見えています…。」
岡村真衣「忙しくなりそう、か…。例を挙げるならば、誰かの怪我の治癒や心の癒し等によって忙しくなるという事だろう。」
影山芹菜「ごめんなさい、真衣さん…良い未来を伝えられなくて…。って…あれ…?私…今泣きそうだったのに…。」
岡村真衣「どうやら、私の癒しの力が君の悲しみを打ち消したようだな。」
影山芹菜「え…打ち消した…?」
岡村真衣「ああ、私の癒しの力は傷を治すだけでなく、心に安らぎを与える事も出来るものでな。」
影山芹菜「そう…だったんですね…。」