割れた殺生石から現れた九尾の狐が陰陽師によって邪気を封じられた姿。
自分が九尾の狐であることは忘れている。聞かされても信じない。
名前の由来は「キュートで美しい」だと思っている。
自分はお稲荷さん系の何かだと思っている。
昔の妖力の影響から異性を虜にする神通力が特に強く、縁結びのキューピッド約のお願いが後を絶たない。
キツネの鳴き声の「コン」と結婚の「婚」をかけて「婚ギツネ」と称する。
自分をお稲荷さん関連の何かだと信じているため、稲荷神社のご利益である商売繁盛、五穀豊穣、家内安全にもパワーを発揮する。
【殺生石・九尾の狐】
「殺生石」は、栃木県那須町の那須岳にある国の名勝。
約630年前の平安時代、美女「玉藻前(たまものまえ)」に化けて悪事を働いた大妖怪「九尾の狐」が退治され、石になったという伝説がある。
2022年3月5日に、真っ二つに割れているのが観光客のSNS投稿で発見された。
「九尾の狐」は悪さを働く妖怪とされてきたが、古代中国では神獣とも云われる。
【お稲荷さん】
キツネは「お稲荷さん」として有名です。全国の稲荷神社で神様の眷属(御使い)として祀られています。
稲荷神社の総本宮である京都の伏見稲荷大社の神様は、
宇迦之御魂大神(ウカノミタマノオオカミ)、
大宮能売大神(オオミヤノメノオオカミ)、
佐田彦大神(サタヒコノオオカミ)、
田中大神(タナカノオオカミ)、
四大神(シノオオカミ)の5柱。
その御使いとして御神徳を人々に届けるのが稲荷神社のお狐様(白狐)です。
商売繁盛、五穀豊穣、家内安全のご利益があるといわれています。
【キツネの縁起の由来】
キツネは尻尾の形が稲穂に似ていることや、害獣となる野ネズミや野ウサギを獲ってくれることから、豊作をもたらす五穀豊穣の縁起物と考えられるようになりました。