とある帝国の高級クラブで飼われている猫。
…とは言っても、猫耳としっぽ以外は完全に人間と変わりないので、クラブオーナーの意向により正規メイドと同一の待遇を与えられている。
主に飲食物の配膳などを任されることが多いが、人並み外れた平衡感覚と脚力の高さを活かして、高い所の清掃や飾り付けを行うこともある。
専用の作業着(どう見ても体操服)に着替えた彼女に登れない場所は無い。
ちなみに、麗久来(れいくらい)という姓は本名では無い。姓を持たない彼女をメイドとして登用するための「システム上の都合」という理由で、オーナーによって付けられた。
「司教さまはこう言ったにゃ。『それは奇跡じゃにゃい』って」