西村裕香「美咲ちゃんと早紀ちゃんも、すっかりこっちの世界の雰囲気に馴染んできたみたいだね。やっぱりアタイが招待した甲斐があったよ。」
鬼塚早紀「そうじゃな…もし裕香殿が勧めていなければ、わっちは退屈しきってしまったかもしれぬ。」
岩崎美咲「その様子だと、早紀さんは随分満足しているようですね。もちろん、私も異世界とは違う楽しさがあって満足していますよ。」
西村裕香「それは良かった。その上怪物退治もしてくれていたみたいだね。特に美咲ちゃんは怪物だけ石化させていたのが凄かったなぁ。」
岩崎美咲「タイミングの調整はサングラスを動かすだけなので、意外と簡単なんですよ。早紀さんも鬼らしく、豪快に怪物を退治していましたよね。」
鬼塚早紀「もちろんじゃ。鬼は異世界の中でも、トップクラスの力を誇る種族じゃからのう。裕香殿も頑張っておったな。」
西村裕香「えへへっ…そう言われたらアタイも嬉しいよ。」
岩崎美咲「ところで、水野姉妹の皆さんと仁美さん、深雪さんはどうしているんでしょうか?もう異世界に帰ってしまった可能性もありそうですが…。」
鬼塚早紀「深雪殿は雪女の里に住んでおるようじゃぞ。水野姉妹の3人と仁美殿は、急用が出来て先日異世界に帰ったようじゃ。」
西村裕香「あれ、そうだったんだ…アタイは引き続きこっちの世界に残るつもりなんだけど、早紀ちゃんと美咲ちゃんはまだいられる?」
岩崎美咲「私もまだ残るつもりですよ。裕香さんとはなるべく一緒にいたいので…。」
鬼塚早紀「わっちも問題ないぞ。むしろもっとこっちの世界を堪能したいと思っておるからのう。」
西村裕香「そっか、2人共残ってくれるみたいだね…ありがとう。」