鈴木雫「辰美ちゃん、今日も怪物退治お疲れ様。今夜は姿を変えて戦っていたわね。」
藤原辰美「ああ、ちょっと相手する数が多くて苦戦を強いられていたものでな…多勢に無勢という訳でもなかったけど。」
鈴木雫「確か、実世界ではあまり使わないのよね?」
藤原辰美「そうだ。本物のドラゴンにしか見えないから、周りから恐れられてしまうと思っていたんだが…。」
鈴木雫「でも夜の時間帯ならそこまで気にしなくてもいいんじゃないかしら?私はむしろかっこいいって思うわ。」
藤原辰美「か、かっこいいって…ちょっと照れるじゃないか…でもそう言ってくれるなら、あたしも嬉しいよ。」
鈴木雫「うふふっ、私がこういう性格だって事は辰美ちゃんも知ってるでしょ?」
藤原辰美「もちろんだ。雫ちゃんはフォローが上手だって、異世界でも噂になってるらしいからな。」
鈴木雫「えっ…私ってそんなに有名になっていたの?」
藤原辰美「実世界に訪れたあたし達との交流があってこそだろうな。」
鈴木雫「それもそうね。いいことが聞けたわ。」