岩崎美咲「雫さん、めぐみさん、こんばんは。」
木村めぐみ「こんばんは、美咲ちゃん。まだ異世界には帰っていなかったのね。」
岩崎美咲「別に強制的に戻らないといけないということは基本的にないですからね。プライベートの為に帰るという方はいますけど…。」
鈴木雫「仁美ちゃんやスライムヒューマンの三姉妹は最近なかなかこちらの世界に来なくなったわね。でも、あの子達が普段から忙しいというのは裕香ちゃんから聞いているから、私も彼女たちの意志を尊重するわ。」
岩崎美咲「雫さん、本当にお優しい方なんですね…。」
木村めぐみ「そうね、雫ちゃんは今まで会ってきた吸血鬼の中では一番優しい子だと私は思っているわ。」
鈴木雫「うふふっ…随分ハードルを上げてくるわね、めぐみちゃん。私は瑠衣ちゃんの眷属として吸血鬼になったのだから、かつてはもっと優しい子がいたんじゃないかしら?」
木村めぐみ「もちろん瑠衣ちゃん達も優しいし、人間達の支援に積極的だけど、少なくとも私は本当に雫ちゃんが一番だと認めるわ。最早純粋な吸血鬼を超えているレベルに達していると言っても過言ではないって程にね。ちなみに瑠衣ちゃんも同じ事を思っているみたいよ。」
鈴木雫「それなら嬉しいわ…ありがとう、めぐみちゃん。」
岩崎美咲「さて、お二方は今宵も村の見回りに行くんですよね?良ければ私もお供させて頂きたいのですが…。」
木村めぐみ「ええ、構わないわ。美咲ちゃんも日頃から怪物退治に貢献してくれているものね。」
鈴木雫「それじゃ、今夜は3人で頑張りましょ。」