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遠藤優花里「真衣ちゃんと伊織ちゃんって、確か幼馴染だったわよね?」 岡村真衣「ああ、それも人間だった頃からな。」 遠藤優花里「今は2人共眷属の吸血鬼になっているけど、吸血鬼になろうと思ったきっかけは何かあるのかしら?」 岡村真衣「伊織は確か、妹の綾音の事が心配になった事がきっかけだったと聞いている。綾音は他人に頼る事が少ないから、姉としてはむしろ頼られたいと考え、思い切って眷属になったそうだ。だがそれを知った時、私にも頼られたいという意志が芽生えた事で、私も伊織の眷属として吸血鬼となった。吸血鬼が人間の支援の為に動いていたという事を人間だった頃から知っていた以上、私も伊織も後悔は全くしていない。」 遠藤優花里「成程ね…伊織ちゃんも真衣ちゃんも、より信頼されたいという事がきっかけだったのね。」 岡村真衣「そういう事だ。何より私は吸血鬼となった事で、癒しの力が強化され、本当の意味で人間の頃以上の信頼を得る事が出来た。」 遠藤優花里「確かにそうね。真衣ちゃんも望みが叶ったようで、私も嬉しいわ…ってあれ?私、今感動したのに涙は流れなかったわ…。」 岡村真衣「ああ、私が優花里の心に安らぎを与えているからな。以前芹奈と会った時も、彼女が涙を見せることはなかったぞ。」 遠藤優花里「本当にあなたは凄いわね、真衣ちゃん…あなたの成長がここまでのものだとは思わなかったわ…。」 岡村真衣「…どうしたんだ?感動したからと言って無理に泣こうとする必要はないぞ、優花里…。」 遠藤優花里「それもそうよね…ごめんなさい、らしくない事をしてしまったわ。」 岡村真衣「構わん。私も優花里に褒められて嬉しい限りだ。感謝しているぞ…。」
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