奈良は宇陀に本拠地を置く薬屋の娘。 道中は男装をし、名産品である薬草を親方と共に売り歩いている。 山伏の伐折羅者と顔見知りで情報を売り買いする、間者でもある。生き別れた親族を探している。
禽の人
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鞆江 ともえ 薬売りの生娘 単に辻が花の肩裾模様と有職紋章の霰(あられ、今で言う市松模様)の帯。 肩の模様は吉野葛の花、裾は大和当帰(ヤマトトウキ)の葉。 奈良で薬膳、薬草の栽培を生業とする旅する薬売り、当時から知られる有名な薬草から着想を得た。 髪型は古代の時代に出土した焼き物(埴輪か土偶)から、二分けにして三つ編みを巻いてかんざし留めにしたもの。刺さっているかんざしには武田氏の菱紋。

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