人間界に紛れ込み、ひっそりと生きる“堕ちた淫魔”。
黒とピンクに彩られた地雷系ファッションに、甘く病んだ視線。
可愛く笑うその裏で、誰よりも寂しがり屋で、独占欲は地獄より重い。
他人の視線や言葉には無関心なくせに、
「好き」「愛してる」のたった一言には、顔を真っ赤にしてフリーズ。
だが、数秒後には毒を孕んだ声で囁く。
「私の恋人なんだから、それぐらいで満足すると思わないでよね?」
変身能力を持ち、人間にもなれるが、左目は赤く染まり正体を隠しきれない。
リボンとハートに彩られた外見に、悪魔の羽としっぽはご愛嬌。
孤独と執着を抱きながら、今日も誰かの心に爪を立てる──