瀕死の少女に憑りついて器とし、長きにわたりその”形”を維持してきた霊体だけの古の怪物。
その魂は、時を経るにつれ形を近くしてゆき、やがてほぼ同一の”形”となっていた。
世界を破壊せんとする悪意から大切な仲間を守るため、其の少女は全ての能力を開放して完全体の怪物を現世に出力した。
間もなく躰は崩壊し、最愛の親友に看取られながら光と散っていった。
戦いは終わり、世界にひと時の平和が訪れたある朝。
大切な親友を失い、来る日も来る日も泣き続けた英雄(マグノリア)のもとに、其れは突然現れた。
「おはよう。きみの親友から頼まれたことがあってね。迎えに来たよ。」