とある森に生息する、とある種の、とある個体の擬態した姿。常人には、決して本来の姿を見抜くことができない。
エゴラクロナの実を主食とするが、実の栽培過程において、本質的には夢魔に近い狩りを行う。
性別はなく、ほとんど見た目の変わらない個体を産む。繁殖力は低い。
ほぼ常に擬態しており、森で遭遇した際は…(ここで文面が途絶えている)。
【エゴラクロナ】
蔓植物の一種。生き物に寄生して成長する。寄生された生き物が長期間「生きたまま」でいる場合、稀に実がなることがある。柑橘系の果実に酷似しているが、全くの別物。特筆すべきは、強力な幻覚作用であろう。エゴラクロナとは、「欲を満たす」の意。
【ブループーペ】
真っ青な毛並みの、子熊のような外見をした生き物。その生態はモグラに近い。ぬいぐるみのような愛らしいモフモフからは想像し得ないほどの怪力と、非常に鋭利な爪をもつ。中でも、ラプェルディーナという一個体はA級危険生物として登録されている(通称、ラプー)。