しゃふねこの飼い主、駒川五華。
普段はOLとして働いており、その愛嬌のある性格と可憐な姿で部署では人気者である。
そんな彼女の裏の顔は○し屋の妖狐。
とある城下町で信仰される稲荷神社で祭られていた狐であったが、神社が何者かに襲撃され燃やされてしまった。
その怨念が狐の姿となり、いつしか人のような姿を取るに至った。
それからは○しの仕事を請け負い、人の生気を吸い取って生きてきた。尻尾の大きさは正気を吸い取り続けた象徴だ。
そんな彼女も丸くなったのが5年前だ。
依頼を終え帰宅する道中でとある猫妖と出会った。
名を「楓子」と名乗るその猫妖は五華になつき、いつしか家で可愛がられるようになった。
しゃふねこ、と呼ばれる猫である。
それからなんやかんやで二匹仲睦まじく暮らしている。
今では裏稼業の○し屋をやめて本業に集中しようとも考えている。