名前:フタリシズカ
正式名称:[なし]
ムラサキの魂にミドリの魂を融合させ、魔力核の結合を基盤とする複合体。
第一世代強化モデル安定版「ムラサキ」の核と魔力量を受け継ぎ、第三世代拡張実験モデル安定版「ミドリ」のモーフィング能力を統合することで成立した。ミドリが自らの肉体と能力を捧げたことにより誕生した存在で、両者の魔力信号が核内で相互補完している。
そして互いの魂が一つの体に独立して存在して魔力を循環させるため、出力限界は従来機体の推測域を超える。ミドリ由来のモーフィング機能により肉体の修復・変形は自在となり、ムラサキ由来の高結合核により無尽蔵な魔力を自由自在に操ることができるようになった。
このような単独個体内における核の重複現象が可能となっている要因として、魔力を媒体としたテレパシーが理由としてある。ミドリの魔力がムラサキに、ムラサキの魔力がミドリに微量ながら送られることで互いの魔力が浸透しやすい環境が出来上がり、複合個体として存在できている可能性が高い。
そしておそらく、この状態になることを想定し研究所でミドリはムラサキに接触し、この対話方法を教えたのだと考えられる。