組織での通称:ムラサキ
正式名称:第一世代強化モデル安定版-No.01
⟪⟡⋔⟫-⟪⟣⟭·↯𐑁◇
Ka-Mor Lot-Ka Mark Keth-Voq
ホムンクルス作成の際に生まれた魂を核に、魔力で肉付けした生体型魔力兵器。核となる魂から魔力を供給しているため外部供給なしで活動が可能。
「原点にして頂点」と謳われる第一世代の安定版第一号。これ以降の機体に搭載されている自己再生機能はこのモデルから受け継がれている。製作後に様々な強化が追加されており総合的な戦闘力・魔力保有量は随一。核部分の魂が自己成長を続けており、現状では魔力の保有限界量が測定不能。その分人間的な機能には欠けており、表情や動作にぎこちなさを感じることもあるため基本的に戦闘向きであるといえる。
またNo.01の未解明領域として「魂と魔力の高結合力」の問題がある。このモデルは魔力と核の結合力が非常に高く、その大きさは魔力の量と正の相関がある。これにより理論上は全身の魔力を分散させたとしても、核が無傷ならば元の体に戻ることが可能である。そのため無力化措置には「形を保てなくなるほど分解したのち、魔力と核の引きはがしが不可能になる臨界点に達する前に核のみを分離する」ことが重要とされる。
ミドリとは研究施設にいたころからの仲で、二人の間で独自の言語形態を教わり基本的には二人で行動している。施設の崩壊により放浪していたところ、組織化した魔族の集団に気に入られ現在はミドリとともに幹部の座にいる。